ピクニックという社名は、「とにかく楽しい会社に」と考え続けた結果、なんとなく思いついたものです。「ピクニックで行こう!」と決断するまでには、さまざまな符号というか、暗示がありました。

一つめは、もしかしたら、社名を聞いただけで、社風がわかってもらえるかもしれないこと。
二つめは、誰もが口ずさめるはずの、「丘を越え行こうよ 口笛吹きつつ 空は澄み青空 牧場をさして」という作曲者不詳の名曲が「ピクニック」という題名だったこと。
三つめは、近代美術史上、最も革新的な絵画のひとつが「草上の昼食」(マネ)であること。
四つめは、ジャン・ルノアールの「ピクニック」がやはり映画史上の傑作であること。

ピクニックの語源は、pick(選んでつまむ)、または、peck(鳥がくちばしでつついたりすること)です。 nic は、「ほんの少し」を意味するという説もありますが、おそらくは、韻を踏んで楽しい語感にしただけでしょう。
さて、ピクニック、何をつまむのかというと、ワインボトルやおつまみです。「たまたま家にあったワインとか惣菜をみんなで持ち寄って野外に出、わいいわいがやがや楽しみましょう」という意味なんです。
そういう訳で、ピクニックという社名には「自分たちのセンスや才能、知恵を持ち寄って、楽しいことをしようよ」「一人ひとりが胸中にあるものを持ち寄って、新しいものを創造しよう、素晴らしいものを作ろう」という意味が込められています。手作りだったり、身近なものでいいじゃない、という気持ちです


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